瓜生 吉則(うりゅう よしみつ)URYUU Yoshimitsu

学歴
1971年2月20日 愛知県生まれ
1989年3月    愛知県立成章高等学校卒業
1989年4月    東京大学教養学部文科III類入学
1994年3月    東京大学文学部社会心理学専修課程修了
1996年3月    東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了
2001年3月    東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学

学位
 学士(文学) 東京大学文学部 1994年3月28日
 修士(社会学) 東京大学大学院人文社会系研究科 1996年3月29日
 博士(社会情報学) 東京大学大学院人文社会系研究科 2005年2月16日

職歴

機 関 名 等
1998年4月 2002年3月 世田谷市民大学社会ゼミ(吉見俊哉担当)講師補助
2000年4月 2003年3月 文教大学文学部非常勤講師 「情報処理I」担当
2001年4月 2004年3月 日本学術振興会特別研究員(PD)
 研究課題「近代日本における児童文化に関する社会学的・メディア論的考察」 所属研究機関・部局 東京大学社会情報研究所
2002年4月 2004年3月 早稲田大学文学部非常勤講師 「マス・コミュニケーション論」担当
2002年10月 2003年3月 専修大学文学部非常勤講師 「社会学特殊講義III」担当
2004年4月 2004年9月 明治学院大学教養教育センター非常勤講師 「表象文化論」担当(共同担当者:原宏之、常石史子)
2005年4月 2005年9月 明治学院大学教養教育センター非常勤講師 「表象文化論」担当(共同担当者:嶋田彩司、常石史子)
2005年5月15日 2005年6月12日 早稲田大学エクステンションセンター非常勤講師 「マンガ論の挑戦 表現・歴史・媒体」担当(共同担当者:夏目房之介、津堅信之、伊藤剛)
2005年10月 2006年3月 明治学院大学教養教育センター非常勤講師 「スポーツ文化論」担当(共同担当者:嶋田彩司、黒川貞生)
2006年4月 2006年9月 成蹊大学文学部非常勤講師 「メディアの理論」担当
2006年4月 2006年9月 明治学院大学教養教育センター非常勤講師 「表象文化論」担当(共同担当者:原宏之、溝口彰子)
2006年4月 2006年9月 神戸大学発達科学部非常勤講師 「サブカルチャー論」担当(共同担当者:増田聡)
2006年4月 2008年3月 明治学院大学教養教育センター非常勤講師 「日本文化論」担当
2007年4月 2007年9月 成蹊大学文学部非常勤講師 「メディアの理論」担当
2007年4月 2007年9月 明治学院大学教養教育センター非常勤講師 「表象文化論」担当(共同担当者:原宏之、溝口彰子)
2007年4月 2007年9月 神戸大学発達科学部非常勤講師 「サブカルチャー論」担当(共同担当者:増田聡)
2007年4月 2007年9月 文教大学人間科学部非常勤講師「情報基礎」担当
2007年10月 2008年3月 成蹊大学文学部非常勤講師 「メディア文化論」担当
2007年10月 2008年3月 文教大学人間科学部非常勤講師「情報活用」担当
2008年4月 2008年9月 神戸大学発達科学部非常勤講師 「サブカルチャー論」担当(共同担当者:増田聡)
2008年4月 2015年3月 立命館大学産業社会学部 准教授
2009年4月 2009年9月 神戸大学発達科学部非常勤講師 「サブカルチャー論」担当(共同担当者:増田聡)
2010年4月 2010年9月 神戸大学発達科学部非常勤講師 「サブカルチャー論」担当(共同担当者:増田聡)
2011年4月 2011年9月 神戸大学発達科学部非常勤講師 「サブカルチャー論」担当(共同担当者:増田聡)
2012年4月 2012年9月 神戸大学発達科学部非常勤講師 「サブカルチャー論」担当(共同担当者:増田聡)
2013年4月 2013年9月 神戸大学発達科学部非常勤講師 「サブカルチャー論」担当(共同担当者:増田聡)
2014年4月 2014年9月 神戸大学発達科学部非常勤講師 「サブカルチャー論」担当(共同担当者:増田聡)
2015年4月 現在に至る 立命館大学産業社会学部 教授
2015年4月 2015年9月 神戸大学発達科学部非常勤講師 「サブカルチャー論」担当(共同担当者:増田聡)
2016年4月 2016年9月 神戸大学発達科学部非常勤講師 「サブカルチャー論」担当(共同担当者:増田聡)

※以下のうち、閲覧可能な論文・コラムは、読んでいただく分には全く構いませんが、このサイトからの引用は許諾できませんので、必ず原典からの引用をお願いします。(表記などが異なっているので「引用」の際には紙媒体のものを使っていただきたい、ということです。ネット上でのリンクは当然のことながら完全フリーです。 2004.11.2追記)
 現時点での公開にあたっての原則は、1.学術的雑誌(学会誌、紀要等)に発表された論文 2.商業出版された論文またはコラムで、発表から1年以上経過したもの の二点です。もし、版権の問題等があるとお考えの出版社の方がいらっしゃいましたらメールにてご連絡下さい(2000.12.22記 2001.12.4追記)

業績一覧
(Last update: 2024/2/14)

単行本
夏目房之介(編著)・宮本大人・瓜生吉則・鈴賀れに・ヤマダトモコ(著)『マンガの居場所』、NTT出版、2003年→書評(北海道新聞)

論文

○「《梶原一騎》と<少年もの>の系譜 −メディア文化としての「成長」の物語の変容−」(東京大学大学院人文社会系研究科1995年度修士論文)→目次 要旨

「<劇画>ジャンルの成立と変容−メディア論的視座による<少年もの>ジャンルの事例研究−」PDFファイル](『東京大学社会情報研究所紀要』第52号、1996年、に所収)

「<メディア>としての梶原一騎 あるいは“劇画の帝王”の語り方」PDFファイル](『ポップ・カルチャー・クリティーク 1』、青弓社、1997年、に所収)

「<マンガ論>の系譜学」PDFファイル](『東京大学社会情報研究所紀要』第56号、1998年、に所収)

「テレビを<聴く>経験 −杉本清と実況の修辞学−」PDFファイル](伊藤守・藤田真文編著『テレビジョン・ポリフォニー』、世界思想社、1999年、に所収)

「マンガを語ることの<現在>」PDFファイル](吉見俊哉編『メディア・スタディーズ』、せりか書房、2000年、に所収)→書評など その1 その2(bk1)

「<マンガ>のリミット−小林よしのり=『ゴーマニズム宣言』をめぐって」PDFファイル](宮原浩二郎・荻野昌弘編『マンガの社会学』、世界思想社、2001年、に所収)

○「<少年−雑誌>の世紀 近現代日本における「児童文化」のメディア史/論的考察」(東京大学大学院人文社会系研究科博士学位申請論文 2005年)→要旨

○「読者共同体の想像/創造 −あるいは、「ぼくらのマンガ」の起源について」(北田暁大・野上元・水溜真由美編『カルチュラル・ポリティクス1960/70』、せりか書房、2005年、に所収)

○「「女子アナ」以前 あるいは“一九八〇年代/フジテレビ的なるもの”の下部構造 −露木茂氏インタビューから」(長谷正人・太田省一編著『テレビだョ!全員集合』、青弓社、2007年、に所収)

○「「少年マンガ」の発見」(岩崎稔・上野千鶴子・北田暁大・小森陽一・成田龍一編著『戦後日本スタディーズA』、紀伊國屋書店、2009年、に所収)

○「俺たちの空−本宮ひろ志と“マンガ”の領界」(東浩紀・北田暁大編『思想地図vol.5』、NHK出版、2010年、に所収)

○「メディアと文化の理論」(浪田陽子・福間良明編『はじめてのメディア研究』、世界思想社、2012年、に所収→[第2版]2021年で加筆修正)

○「<少年−マンガ−雑誌>という文化」(井上俊編『全訂新版 現代文化を学ぶ人のために』、世界思想社、2014年、に所収)

○「マンガに集う/マンガで集う」(浪田陽子・柳澤伸司・福間良明編著『メディアリテラシーの諸相』、ミネルヴァ書房、2016年、に所収)

○「「名馬を必要とする社会−競馬をめぐる<夢>の遠近法−」」(日本記号学会編『賭博の記号論 賭ける・読む・考える』(新曜社)、2018年、に所収)

◯「マンガ−メディア−文化への問い <吉見俊哉>の遠心力」(難波功士・野上元・周東美材編『吉見俊哉論』(人文書院)、2023年、に所収)



翻訳、コラムなど

○北田暁大と共訳:ミリアム・ハンセン「初期映画/後期映画 公共圏のトランスフォーメーション」= Miriam Hansen, 1995, "Early Cinema, Late Cinema: Transformations of the Public Sphere", in Linda Williams(ed).Viewing Positions: Ways of Seeing Film, New Brunswick: Rutger univ. Press.(吉見俊哉編『メディア・スタディーズ』、せりか書房、2000年、に所収)

「解説 夏目房之介はどこにいる」PDFファイル](夏目房之介著『手塚治虫の冒険』、小学館文庫、1998年、に所収)

「スポーツ」PDFファイル](大澤真幸編『社会学の知33』、新書館、2000年、に所収)

「スポーツという社会現象」PDFファイル](樺山紘一編『新・社会人の基礎知識101』、新書館、2000年、に所収)

「「熱血」の系譜」PDFファイル](『週刊朝日百科110号 マンガと文学』、朝日新聞社、2001年、に所収)→書評(bk1)

「マンガ文化」[PDFファイル](吉見俊哉/花田達朗編『社会情報学ハンドブック』、東京大学出版会、2004年、に所収)

○「マンガの居場所」(『毎日新聞』東京版夕刊「文化 批評と表現」面で隔週[2000年1月より毎週]金曜日に夏目房之介、宮本大人、鈴賀れに[2000年1月よりヤマダトモコ]と共に連載)→2002年4月より同紙全国版「文化 批評と表現」面で月一回不定期に上記夏目・宮本・ヤマダと共に連載(2007年12月に終了)

○「梶原一騎」「マンガの読者」「ネットとマンガ」(夏目房之介・竹内オサム編著『マンガ学入門』、ミネルヴァ書房、2009年、に所収)

○「石子順造の/とマンガ=メディア論」(『石子順造的世界 美術発・マンガ経由・キッチュ行』、美術出版社、2012年、に所収)

○「『少年ジャンプ』のメディア論」(浪田陽子・福間良明編『はじめてのメディア研究』、世界思想社、2012年、に所収→[第2版]2021年で加筆修正)

担当コラム一覧(★印は単行本未収録)

タイトル 掲載日 取り上げた作品・作家・媒体など
1 熱い言葉が同居する空間 1998/5/15 『COMIC・GON!』
2 風景に溶け込むコトバの存在感 1998/7/10 坂田信弘・かざま鋭二「風の大地」
3 想像力をかりたてるモノ 1998/9/4 八神ひろき「G-taste」
4 <思い出>を描くということ 1998/10/30 やまさき拓味「優駿たちの蹄跡」
5 語り継がれる劇画の帝王 1998/12/25 『劇画バカ一代 梶原一騎読本』
6 指先の放つ魔力 1999/2/26 ほったゆみ・小畑健「ヒカルの碁」
7 『ふたりエッチ』の隠し味 1999/4/23 克・亜樹「ふたりエッチ」
8 未来を射抜く<目>の迫力 1999/6/18 石垣ゆうき「MMR マガジンミステリー調査班」
9 <甲子園>の吸引力 1999/8/13 大和田秀樹「たのしい甲子園」
10 「あぶさん」26年の歴史の重み 1999/10/8 水島新司「あぶさん」
11 <革命>を支えるモノ 1999/12/3 『少女革命』
12 世紀を越える<最強>の夢 2000/1/21 鍋田吉郎・藤原芳秀「コンデ・コマ」
13 「喧嘩上等」なカラスたち 2000/2/25 高橋ヒロシ「クローズ」
14 “底抜け”した二つの世界 2000/3/24 徳弘正也「狂四郎2030」
15 「マンガ喫茶」の不思議な空気 2000/4/21 マンガ喫茶
16 インターネットとの相性は? 2000/6/2 インターネット
17 希代の“絵空事師”本宮ひろ志 2000/6/23 本宮ひろ志「サラリーマン金太郎」
18 ひとコマに宿るプロレスの神話 2000/7/21 古川一朗「必殺バックドロップ」
19 暑い夏こそ、島本和彦! 2000/8/18 島本和彦「吼えろペン」「スカルマン」
20 「4コマ劇場」に見る“マンガの胃袋” 2000/9/22 『ドラクエ4コママンガ』シリーズ
21 <劇画>のもつ表現の可能性 2000/10/20 竹中労・かわぐちかいじ『黒旗水滸伝 大正地獄編』
22 言葉を失う不思議な作品 2000/11/24 ロクニシコージ「すべてに射矢ガール」
23 “二世マンガ”が架ける橋 2000/12/22 高橋よしひろ「銀牙伝説ウィード」
24 「東京大学物語」の終わり方 2001/1/26 江川達也「東京大学物語」
25 笑いの質が変わってきている 2001/2/23 久米田康治「かってに改蔵」
26 雀卓が構成する“刹那の場” 2001/3/23 来賀友志・嶺岸信明「天牌」
27 「有害」追放騒動のその後 2001/4/20 村生ミオ
28 政治家たちの「絵になる」姿 2001/5/25 さいとう・たかを「歴史劇画・大宰相」
29 “マンネリズム”の突破口 2001/6/22 中西やすひろ「愛DON'T恋」
30 <習慣誌>の匂い 2001/7/13 『週刊コミックバンチ』
31 固定観念に“けたぐり” 2001/8/24 平松実「最強野球部 リベンジャーズ」
32 “古典”になったマンガ 2001/9/21 『伝説復活 あしたのジョー 人生を完全燃焼させる!』
33 ノンフィクションの可能性 2001/10/19 『コミック版 プロジェクトX〜挑戦者たち』
34 「ガンダム世代」の使命 2001/11/16 安彦良和「機動戦士ガンダム」
35 小松崎茂を悼む 2001/12/21 小松崎茂
36 「対決」シーンを大胆に 2002/1/18 高橋陽一「キャプテン翼 ROAD TO 2002」
37 “3分コミック”登場! 2002/2/15 「一平ちゃん 夜店の焼そば大盛」付録
38 紙の上の音響効果 2002/3/15 ハロルド作石「BECK」
39 マンガ批評の「ごった煮状態」 2002/4/18 夏目房之介、大塚英志
40 青春群像で描く日露戦争 2002/8/20 江川達也「日露戦争物語」
41 原典への異様なこだわり 2002/12/3 石ノ森章太郎+村枝賢一「仮面ライダーSPIRITS」
42 北朝鮮の力道山 2003/4/23 キム・テグォン(朴正明訳)『北朝鮮版 力道山物語』
43 爆発力が欲しいゲームコミック 2003/8/14 『コロコロコミック』『コミックボンボン』
44 「80年代ブーム」と戯れてみる 2003/12/3 安童夕馬・大石知征「東京エイティーズ」
45 熱く、酸っぱい高校野球 2004/5/10 ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」
46 絶妙、「成り上がり女」の一代記 2004/9/6 倉科遼・和気一作「女優」
47 笑いの現場を描く 2005/1/26 森田まさのり『柴犬』
48 ゴンベエから見た戦国 2005/7/27 宮下英樹「センゴク」
49 擬似的体験させる正統的な恋愛マンガ 2005/12/2 北崎拓「クピドの悪戯−虹玉−」
50 新たにキャラに加わった「初老」のよしりん 2006/3/30 小林よしのり『目の玉日記』
51 手作り感あふれる「もやしもん」 2006/7/25 石川雅之「もやしもん」
52 「シグルイ」を読む“覚悟”必要 2006/11/28 南條範夫・山口貴由「シグルイ」
53 豪快な野球選手、佐渡島辰吉 2007/3/27 さだやす圭「サンキュウ辰」
54 期待を脱臼させるマキバオー二世 2007/7/24 つの丸「たいようのマキバオー」
55 いかがわしくも魅力的な「女子アナ」神話 2007/11/26 八月薫・滝沢寛之「女子アナ七瀬」



書評
○高取英編『「梶原一騎」をよむ』、石子順造『戦後マンガ史ノート』(細萱敦責任編集、ジャクリーヌ・ベルント監修『日本マンガを知るためのブック・ガイド』、アジアMANGAサミット実行委員会、2002年、に所収)

○「フェイクが作品になる瞬間 中山憲治『馬券偽造師』書評」(『d/SIGN』vol.4、太田出版、2003年、に所収)

学会報告等

○「マンガ研究の現在−マンガをマンガとして<語る>ために−」(1996年12月13日、日本マスコミュニケーション学会理論部会 於慶應義塾大学 での口頭発表)→報告レジュメPDFファイル

○「マンガの非・場所:あるいは、梶原一騎と小林よしのりに架ける橋」(2002年3月16日、関東社会学会研究例会 於慶應義塾大学 での口頭発表)→報告レジュメPDFファイル

○「「名馬」を必要とする社会」(2016年5月22日、日本記号学会第36回大会 セッション「ギャンブルのメディア論」 於大阪大学 での口頭発表)

講演等
○「マンガはマンガとして<語る>ことができるのか」(2003年12月6日、ブリヂストン美術館土曜講座(「マンガを語る」)講演)

○「ガンダム・コミュニティのメディア史」(2007年3月9日、京都国際マンガミュージアム特別展(「GUNDM〜来るべき未来のために」)連続フォーラム(「Re:GUNDAM」)講演)→概要

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